アールビバンとクリスチャン・ラッセン

アールビバンで有名な作家といったら、なんといってもやはり、クリスチャン・ラッセンでしょう。

クリスチャン・ラッセンは、アメリカの画家で、10歳の時に家族と移住したハワイ島、後にマウイ島で過ごした経験から、マリン・アーティストと名乗り、海や魚、特にイルカを中心に、まるで写真のようだと評される絵画を描いている方です。

アールビバンは、1989年にクリスチャン・ラッセンと販売契約を結び、クリスチャン・ラッセンが描いた版画を多数販売してきました。

クリスチャン・ラッセンは、パッと目を引く鮮やかなブルーと、まるで写真のような美しい幻想的な風景によって、大衆の多くの方の心をつかみ、一躍人気作家へと踊り出ました。

一部の芸術家の方にしかわからない絵画の良さというものよりも、大衆の心をつかむようなイラストレイト的な表現が非常に上手だったのでしょう。

また、その作風と版画販売することによって多くの人たちの手元に絵画を届けたいという経営理念を持ったアールビバンとがちょうどぴったりと適合し、多くの人たちの手元にクリスチャン・ラッセンの絵画が届くようになり、そのことでさらにクリスチャン・ラッセンが広く知れ渡ることになったという流れにつながったのだと考えられます。

現在では、クリスチャン・ラッセンの絵画は一時期ほどの勢いはなくなってきましたが、今でも根強いファンは多く存在し、アールビバン主催で原画展等を開催すると、連日多くのお客さんが足を運ぶ現象がみられています。